ごんぎつねの里・ごんぎつねの湯って何処にあるの?観光スポットや里のお土産も紹介

ごんぎつねというタイトルを聞いて懐かしさを感じる人も多いのではないでしょうか?

主人公の子ぎつね”ごん”が兵十(ひょうじゅう)という男にイタズラをして悲しませてしまい、その罪滅ぼしとして毎日様々な贈りものを届けに行く、温かくもちょっぴり悲しいお話。

今回は『ごんぎつねの里』と呼ばれ、舞台のモデルとなった愛知県半田市の

・ごんぎつねと作者の新美南吉由来の観光スポット
・人気の温泉『ごんぎつねの湯』
・きつねのオススメお土産

など、ごんぎつねの事を更に知れるスポットや情報をまとめました!
ごんぎつねのお話が好きな人や旅行先に迷っている人はぜひ目を通してみてください。

大人も読み返したい泣ける物語「ごんぎつね」とは?

3分で読めるあらすじ

人里離れた森の中に、「ごん」という一匹の狐がおりました。
ごんはイタズラが大好きで、村に降りては畑を荒らしたり民家の物を盗んでいったりしていました。

ある日川の近くを歩いていますと、「兵十」という村の男が川の中でうなぎを捕っているのを見かけます。
イタズラ好きのごんはそれを見ると、兵十がその場を離れた隙を見て捕ったうなぎを逃がしてしまいました。
それに気づいた兵十は怒り追いかけてきましたが、そこは野生の狐。ごんはその追っ手から上手く逃げ切るのでした。

 

それから数日後。
また村へ降りてきたごんは葬式をあげている家があることに気づきます。
それは先日ごんがうなぎを逃がしてしまった兵十の家でした。
そこで、この前イタズラをしてしまったうなぎは母親への最後のプレゼントだったのだと気がついたごんは、罪滅ぼしのためにそれから毎日、兵十の家の裏手に食べ物を置いていきます。

ある日はいわし売りからくすねた新鮮な鰯。
またある日は山から拾ってきた大量の栗や松茸。
しかし兵十はその贈り主の正体に覚えがありません。
村の仲間にその話をすると、母を亡くしたことを哀れんだ神様からの御恵みだと言われ「そうかなあ」とまた首をかしげます。
一方、自分の行いを神様の御恵みということにされてしまったごんは、「なんだかつまらないな」と、もやもやとした気持ちを抱えるのでした。

 

そんなある日、兵十はとうとう神様の正体がごんだと気づく日がやってきます。
しかしそれはとても悲しい形でした。

ごんがいつものように家の裏手に栗を置きに来たとき、兵十は物置で縄をなっていました。
ふと顔を上げるとそこには自分の家の前で何かをしている狐の姿。
そう。母に食べさせようと思っていた最期のうなぎを盗んでいったあのごんぎつねです。
兵十はまた悪さをしにきたのだと思い、戸口から出てきたごんを火縄銃で撃ち抜きました。

兵十は狐が倒れたのを確認し近寄りますが、その時、土間にたくさんの栗がいつものように置いてあるのが目に入ります。

こうして事のあらましを理解した兵十は、たった今ごんを打ち抜いてしまった、青い煙が立ち上っている火縄銃をばたりとその手からとり落としたのでした。

 

作者の新美南吉とは?

新美南吉(にいみ なんきち)

本名:渡邊正八
生没年:1913年7月30日~1943年3月22日(29歳)
出身地:愛知県半田市
文学種類:童話、童謡
有名作品:「ごんぎつね」「手袋を買いに」「デンデンムシノ カナシミ」など

 

童話文学賞に『新美南吉童話賞』と名前を使用されるなど、童話作家として現在も親しまれています。

ごんぎつねが発表されたのは18歳の時。
芥川龍之介や泉鏡花など著名な文学作家が参加している児童文学雑誌『赤い鳥』で掲載されました。

学生時代は身体が弱かった反面、成績優秀で学生の頃は早稲田大学への進学を考えていました。
作家の他に学校教諭として働いており、体調が悪化するまでの間教師としての仕事も全うしていましたが、咽頭結核により29歳の若さで死去。

児童文学作家らしく子どもにも読みやすい文体で、登場人物の感情が分かりやすく表現されている情緒的な作風となっています。

ごんぎつねの舞台!彼岸花が一面に広がる「ごんぎつねの里」の観光スポット

彼岸花が印象的なごんぎつねの舞台。
そのモデルになったのは愛知県の半田市、作者の新美南吉が生まれ育った土地です。

9月末から10月上旬には矢勝川の土手が300万本の彼岸花で賑わい、『ごんの秋まつり』が開催されています。

また半田市は”蔵のまち”としても栄え、彼岸花の絨毯を散策しながらお酒も楽しめる街として賑わっています。

300万本の彼岸花が圧巻!「矢勝川」

矢勝川の堤防は、毎年9月末から10月上旬ごろになると彼岸花が一面咲き連なることで有名です。

名鉄河和線の半田口駅から約2キロほど先の川沿いが彼岸花観光スポットとして賑わっており、そのすぐ近くにはごんぎつねの里をより楽しめる知識が詰まった新美南吉記念館や、童話の森といった観光名所も設立されています。

【彼岸花】
別名:リコリス、曼珠沙華
花言葉:情熱、独立、再会、あきらめ、転生、悲しい思い出、など

ヒガンバナ科の植物で9月上旬頃に主に赤い花をつけ、鱗茎(地中に埋まっている部分)に毒を持っている。
彼岸の頃に咲くことから彼岸花という名称の見方が広まっている。
また死人花・地獄花・幽霊花と言われ、持ち帰ると家が火事に見舞われるなど不吉の象徴とされることも多いが、仏教では天上の花とも伝えられ神聖な花とされている。

 

 

詳細

最寄り駅:半田口駅(名鉄河和線)
最寄りIC:半田中央IC

子ぎつねがひょっこり!可愛い遊び心が満載「新美南吉記念館」

彼岸花が咲く矢勝川のすぐそばにはごんぎつねの生みの親、新美南吉の記念館が設立されています。

自然・風景との調和を目指したという建物は芝生と一体化する近代的なデザイン
館内にはきつねの足跡がついていて展示室まで案内してくれたり、図書室の入り口が『手袋を買いに』のワンシーンが再現されていたりと遊び心が満載です。

足跡の犯人の子きつねの像が館内に7匹いるので、是非探してみてはいかがでしょうか?

ひと通り見学した後は、館内にあるcafe&shop『ごんの贈り物』でお茶を飲んでホッと一息ついたりお買い物もできます

また、記念館の隣にある童話の森はごんぎつねの物語でも出てきた”中山さまの城跡”と伝えられており、時期によってはアジサイも眺められる自然の溢れた遊歩道となっています。

 

詳細

営業時間:9:30~17:30
休館日:月曜日、第二火曜日、祝日の翌日
入館料:210円(中学生以下無料)※2019年10月1日以降は220円
駐車場:有り(無料/普通車59台、バス専用3台)
最寄り駅:半田口駅(名鉄河和線)
最寄りIC:半田中央IC
サイト:新美南吉記念館

新美南吉が生まれ育った家 「南吉の生家(渡辺家)」

新美南吉は畳屋の次男として生まれ幼少期は渡辺の姓として過ごしますが、南吉が8歳の頃に亡き実母方の家の跡継ぎとして新美家(祖父)の養子に入ります。

南吉の生家では、新美南吉が実際に住んでいた家屋を当時の間取りに復元し保存。

半田口駅から徒歩3分程度の場所にあるのでアクセスもしやすく、入場料も無料となっています。

 

詳細

営業時間:9:00~17:00
休館日:年末年始
入館料:無料
最寄り駅:半田口駅(名鉄鉄河和線)
最寄りIC:半田中央IC
サイト:南吉の生家

作品にも度々出てくる養家「南吉の家(新美家)」

南吉の養家(新美家)は新美南吉が養子になってからの4ヶ月間過ごした、母の実家。
こちらも見学することができ、現在はかみや美術館の分館となっています。
敷地内の土蔵は新美南吉についての資料館として公開されています。

入場は事前に予約が必要になりますが、新美南吉が“赤い鳥”に投稿した作品が収蔵されていたりと貴重な資料が保存されています

立派な藁葺き屋根のこの南吉の家は『小さい太郎の悲しみ』など、新美南吉作品の中にも度々登場する、新美南吉ファンにとって一度は訪れたい場所です。

 

詳細

営業時間:事前予約(打ち合わせ日時のみ開館)
入館料:300円
最寄り駅:半田口駅(名鉄鉄河和線)
最寄りIC:半田中央IC
サイト:南吉の家

文豪新美南吉が眠る 「南吉の墓」

文豪作家として名を広めた新美南吉の墓は生まれ育った愛知県半田市の北谷墓地に所在し、一般の方の墓所と同じ敷地内に建てられています

立派な墓石の裏には戒名や作家としての名声を称えた文字が彫られており、現在も参拝者からの献花が添えられています。

 

詳細

最寄り駅:住吉町駅(名鉄河和線)
最寄りIC:半田中央IC
開園時間:24時間

 

里で遊んだら一息つこう!癒やしの温泉「ごんぎつねの湯」

一日ごんぎつねの里を歩き回ってちょっと休憩したい。そんな一息つきたいときには半田中央ICを出てすぐにある日帰り温泉『ごんぎつねの湯が』おすすめ!

木で作られたぬくもりのある浴室に、広々と開放感のある岩の露天風呂。
ちょっとした食事や、ビールにアイスクリームなどを食べられる休憩所も設備されています

暖かい温泉につかって一日の思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。

 

詳細

営業時間:10:00~22:30(受付22:00まで)
休館日:第2、第4月曜日(定休日が祝日の場合は翌日火曜日)
入館料:大人800円、小学生400円、幼児200円、3歳以下無料(会員料金も有り)
駐車場:有り(無料)
最寄り駅:半田口駅(名鉄鉄河和線)
最寄りIC:半田中央IC
サイト:ごんぎつねの湯

木のぬくもり溢れる浴室と日本庭園を望める露天風呂!「ごんぎつねの湯」

ごんぎつねの湯には内風呂と露天風呂があり、内風呂は檜で作られた和風の暖かな内装となっています。
また露天風呂は内風呂とは一変して岩作りとなっており、打たせ湯、寝湯、滝壺湯に洞窟風呂と多くの浴槽から選ぶことができます。

露天風呂は日本庭園を望めるようになっており、風情を感じながらゆっくりと源泉掛け流しの湯に浸かれば一日の疲れを癒やせること間違いなし!

なお、ボディーソープとシャンプー、ドライヤーは無料完備されているので、バスタオルと体を洗う用のタオルが必要なひとはそちらをレンタルすれば手ぶらで来館できます。(バスタオル700円、フェイスタオル300円)

歩き疲れたカラダをのびのびリラックス「休憩所」

温泉で一日の疲れを流した後は休憩所で足を伸ばすこともできます。

座敷の他にもテーブル席があり、足が悪い人もくつろぎやすい空間になっています。
こちらのスペースでは漫画も備え付けで置いてあるので、お子様連れの際や待ち合わせにも過ごしやすいです。

また、館内ではカレーライス、おでん、ビールにソフトクリーム。そしてごんぎつねにちなんだきつねうどんなどの軽食もいくつか販売されていますので、一日ゆっくりとごんぎつねの湯で楽しむのも良いかもしれません。

ごんぎつね好き必見!半田市の地元おすすめお土産

御菓子司 幸野

出典画像:御菓子司 幸野/ごんぎつねのお栗もの・ごんの里
半田市観光ガイド

 

ごんぎつねのお栗もの、ごんの里

半田口駅と南吉の生家から少し歩いた場所にあり、新美南吉の童話にちなんだお菓子を販売されています。

栗モナカやおまんじゅうのパッケージが可愛いと人気です。

詳細

営業時間:9:00~18:00
定休日:水曜日

ホームベーカリー ヤッチ 

出典画像:ホームベーカリー ヤッチ/こんちゃんマドレーヌ
半田市観光ガイド

 

こんちゃんマドレーヌ

手作りのパン屋さん。
きつねをモチーフにしたこんちゃんマドレーヌの他にも可愛いパンが取りそろえられています。

ネットの口コミでも美味しいと評価の高い人気のパン屋さんです。

詳細

営業時間:7:30~18:30
定休日:日曜日

CHAMPAUL(シャンポール)

出典画像:CHAMPAUL/岩滑サブレ
シャンポール

 

岩滑(やなべ)サブレ

こちらシャンポールさんも手作りのパンや焼き菓子を取り扱う人気店。

ごんぎつねを思わせるきつねのサブレーを始め、可愛いデザインのパンやロールケーキなども取り扱っている洋菓子屋さんです。

 

詳細

営業時間:8:00~19:00
定休日:木曜日
サイト: シャンポール

丸初製菓本舗

出典画像:丸初製菓本舗/ごんの実
丸初製菓本舗

 

ごんの実

創業120年の名店、丸初製菓本舗さん。

大福や水まんじゅうなども人気の和菓子のお店です。栗や芋などごんぎつねにちなんだ商品の他、中にミカンが丸ごと入ったみかん大福や赤飯まんじゅうなどの変わり種も楽しめます。

詳細

営業時間:8:30~19:00
定休日:火曜日
サイト: 丸初製菓本舗

國盛 酒の文化館

特選國盛純米吟醸南吉の里720ml

出典画像:國盛 酒の文化館
/特選國盛 純米吟醸 南吉の里
國盛(楽天市場)

 

特選國盛 純米吟醸 南吉の里

蔵のまちとしても栄えている半田市。

全国新酒鑑評会で金賞を受賞した國盛さんでは『酒の文化館』を設立されています。館内ではお酒の購入の他、酒造りについての資料を閲覧したり利き酒体験ができます。

オンラインショップ楽天市場の公式サイトでも購入可能です。

詳細

営業時間:10:00~16:00
定休日:木曜日
サイト: 國盛(楽天市場)

乙川人形屋

出典画像:乙川人形屋/ごんぎつねの土人形
半田市観光ガイド

 

ごんぎつねの土人形

190年の時代を経て伝わる技術で、一つ一つを手作りで作られている土人形のお店。

同じ物は一つも無い作り手のあたたかさを感じるごんぎつねの里のお土産にぴったりの一品です。

詳細

営業時間:9:00~17:00
定休日:年中無休(来店の際は事前予約)
サイト: 乙川人形屋

Cafe&shop ごんの贈り物
(新美南吉記念館併設)

手ぬぐい 各種

出典画像:Cafe&shop ごんの贈り物/きつねの手ぬぐい
ごんの贈り物

 

きつねの手ぬぐい

『ごんぎつね』や『手袋を買いに』に登場したきつねのキャラクターの描かれた手ぬぐいや便せん、新美南吉作品のやさしい雰囲気にピッタリな表紙のミニ絵本などが購入できます。

また、カフェでは半田市にあるお店のオリジナルコーヒーやベーグルなど、ごんぎつねの里でしか味わえない味覚を販売しています。

 

詳細

営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日、第2火曜日(新美南吉記念館の休館日に準ずる)
サイト: ごんの贈り物

インターネットでも買える!可愛いきつねグッズ5選

「ごんぎつねってどんな話だったっけ?」

「ごんぎつねの里にきつねグッズを持っていきたい!」

「可愛いきつねアイテムが欲しい!」

そんなひとの為にここではインターネットで買える可愛いきつねグッズを集めました!

『もう一度読みたい教科書の泣ける名作』ではごんぎつね以外にも懐かしい国語の教科書短編集が盛り込まれているので気になった人は一度覗いてみてください。

 

 

 

 

 

 まとめ:ごんぎつね好きもグルメさんも楽しめる!遊び心がいっぱいの「ごんぎつねの里」

 以上、ごんぎつねの舞台のモデルとなった「ごんぎつねの里」まとめでした。

かわいい子ぎつねたちが迎えてくれる新美南吉記念館から始まり、旅の疲れを癒やすごんぎつねの湯、地元の美味しいお菓子やお酒まで揃っていて大人も子供も一日中楽しめそうですね。

彼岸花の咲く時期、9月末から10月上旬ごろに遊びに行くとごんぎつねの世界観を更に深く味わえること間違いなし!

半田市はごんぎつねの里としての顔の以外にも、醸造が盛んな“蔵のまち”エリア、カブトビールが製造されていた“半田赤レンガ建物”、春に行われている壮大な“山車祭り”など見所がいっぱい!
ごんぎつねの里として観光した後も、また違う愛知県半田市の顔を楽しんでみてください。

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